top of page
検索

『生きるとか死ぬとか父親とか』を観て書きたくなったこと。

慢性睡眠不足期を改善しようと睡眠第一主義期にしてからの体調の良さに驚いていますが、一日2時間の労働時間が減っているということは月間62時間、9日分ぐらいの仕事量が減っているということになるので、そりゃ色々手が回ってないはずだと無駄なスマホ時間を棚に上げるメイク講師が23時をお知らせいたします。









睡眠時間を維持して他の無駄を削減していきたいと思います(思っています)。









さて、そんなのんびりしすぎている気もするこの頃ですが、昨日ジェーン・スーさんエッセイが原作の



ドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』



を一気見しました。



このドラマは、ラジオパーソナリティが彼女の個性的なお父様との関係を再考しながら人生を見つめ直す家族の物語です。



スーさんファンの私は、ある程度のスーさんの生い立ちやお父様のこと、20代の頃にお母様を亡くされていることなど目に耳にしていたつもりですが、想像以上の部分もあり、何度も何度も胸がぎゅっとなりました。


ドラマについては実際に見ていただきたいのですが、スーさんをモチーフにしたトッキーさんという女性がラジオでいろんな女性たちのお悩み相談に乗るのがベースになっていて、OVER THE SUN を彷彿させるリアル加減が抜群です。




そんな中で、妊活についてのお悩みがチラッと。




不妊治療をしてでも子どもが欲しい妻と、積極的になってくれない夫。


『たとえ子どもができなくても、君と二人で暮らしていくので僕は十分幸せだ』


という旨の夫のセリフ。


このセリフに妻は傷つくわけですが。








ふと自分のことを思い出しました。


私は逆だったのです。







10年ほど前に、10歳離れた人と結婚しました。


子どもはもちろん欲しいけれども、私はまだ母になるイメージはつかず、母になる前にしておきたいことリストも大量。


そして旦那さんは10歳上。色々と悩ましい。


100%前向きになれなくても、田舎暮らしの私たちには、当然、早く孫の顔をというプレッシャーは各所からそれはそれは。


そんな中妊娠して、そして残念ながら流産して。





一気に色々起きてしまって、少々パニックな中、子どもが本当に欲しいのかわからなくなりました。




私は大好きで仕方ない彼がいれば、子どもはいなくてもいいのかもしれないと思うように。


ですが、子どもが欲しい彼とそのご家族。


答えはないのでしょうけれども、出ない答えに悩まされ続けました。






そして、もし私が子どもを欲しくないと言っても、一緒にいてくれるかと何げなく聞いてみました。


もちろん、君がいればそれだけでいいと言ってほしくて。








ですが、そのこたえは貰えなかったのです。


私が子どもをいらないというなら、他の選択を視野に入れるという意図の返事でした。


つまり、私でなくていいと。








色々辛かったからか、当時の記憶が本当にありません。


なので、これも彼の本心なのか、本当に私の解釈が合っているのか、もしかしたら違うのかもしれませんが、


でも、まぁ、そういうことです。





その時私はまだ今より10歳も若く、人生経験も極端に少なかったと今では思います。


なので、彼のその言葉には怒りの感情は生まれず、私が変わってあげられないのが辛い、という感じでした。



(今そんなパートナーなら秒で別れますが)









と、そんな10年も前のことを思い出したのでした。





ドラマの中で、



“その人の光だけを描くのではなく、影も描いて初めてその人なのだ“ という編集者さんとトッキーさんの言葉に、私もこのことを書いてみたくなったのでした。




ブログやSNSには、できる限りノイズな投稿はしないと決めています。


ですが、やはりそれでは、光の部分しか描かれていないのだと思うのです。






メイクアップアーティスト


フリーランサー


家も持たずにスーツケースひとつで国内外を


美味しいものを食べて


好きなことをして








事実ではありますが、これは光の部分にすぎません。


それなりに人に言えない悩みもあり、いまだに癒やされない過去の傷もあり、


将来の不安や、自分自身や周りを信じられなくなることや。







自分の影をわざわざ発信する人が苦手なのですが、苦手だと思っていたのですが。




スーさんのコラムに、このドラマに。


少しだけ考え方が変わったのでした。







とはいえ、私の仕事はエンターテイメントです。


毎晩影をお届けすることはできませんので(笑)、またいつも通りどうしようもない抜け感ブログでこれからも参りたいと思います。



でも、影を執拗に隠すことも、やめたいと思います。






人間だもの。





きっとみんな、光も影もある。


だからこそ、その光に焦点が当たった時にこの上なく、輝くのかもしれません。





メイクも光と影。


あなたの光も影もまるっと受け止めたメイクレシピが、本当の美しいメイクなのだと思います。





少しずつ、そんなメイクに近付いていけるといいですね。


一緒に楽しんで参りましょう。










こんな大変な記事を書いてはいますが、私は今日もご機嫌ですのでご心配なく(してないですか)。



自分の光も影も、楽しんでいます。







さて、というわけで、明日もPersonal Makeup Lesson です。


今夜こそスマホを我慢して速やかに寝たいと思います。






それでは今日も1日お疲れ様でした。








noriko
































Comments


  • Instagram
bottom of page