私はフェミニストではないのだけれど。
- norikokagawa
- 8月3日
- 読了時間: 4分
更新日:8月4日

出典:映画.com
メイクレッスン会場の近くのカフェがシナモンロールのお店なのでお昼休みは毎日クリームたっぷりのシナモンロールなメイクアップアーティストが福岡より23時をお知らせいたします。
会場の近くなのでいたしかたありません。
さて、そんなアメリカの子供みたいな食生活なこの頃ですが(アメリカの子供に知り合いはいません)、今夜は福岡ラストナイトなのでいつものレストランに行くかワインバーに行くかなどと考えていましたが、この1ヶ月盛大に免疫が下がっているので、今週はシンガポールのスケジュールもハードですし、今夜は休養を取りました。大人になりました。
そして、最近の出張のお決まりはネトフリナイトです。
20〜30年前など昔の映画を見るのにハマっているのですが、今夜は『Nappily Ever After』(邦題:おとぎ話を忘れたくて)でした。
7年前の作品とのこと。
これはキャリア・恋愛・理想の未来全てを失ってしまったキャリアウーマンの物語なわけですが、いい作品でした。
黒人の彼女は子供の頃から母親に誰よりも完璧にあらねばならない、特に外見を。と厳しく育てられ、Nappily Hair (縮れ毛・くるくるヘア)を完璧なストレートヘアに強制的にされてきたので、婚約を期待するイケメンドクターのボーイフレンドにも地毛のことを隠して一緒に暮らしていたのですが・・
と、とあるきっかけでボーイフレンドとお別れしキャリアも失い髪も失い、突然全てを失った彼女が本当に大切なものとは?と探求する物語です。
(大まかな流れはよくある感じといえばそうなのですが)
2年前?の映画『Barbie』 を思い出しました。そして、その映画のあと、ボーイフレンドに別れを切り出したことも思い出しました。
女性が男性に尽くしたり合わせたりすることから解放されて、自分らしさを取り戻していく系映画はよくありますし、私もそれなりに反対ではないので好きです。
今夜の作品も、スカッとするほど共感をしたのは事実です。
ですが、では自分はどうなんだ?と考えさせられるのも事実です。
私も癖毛で、毎日ストレートアイロンは欠かせません。
メイクアップアーティストですので、ノーメイクとメイク後のお顔のギャップもなかなかのものです。
それなりに性格も悪いですが、それなりに空気も読みます。
なのでいつもボーイフレンドたちとは同じ流れで始まって終わるのです。
例えば
結婚していた時も、彼が寝てからメイクを落とし、彼が起きてくる前にメイクをしたり。
何年も付き合っていたボーイフレンドにスッピンを見せたことはなかったり。
ボーイフレンドとデートの時はメイク直しなどのために1時間など仕事が終わる時間に嘘をついたり。
ありえないなと思う彼の言動にも否定的なことは言わずにニコニコして見せたり。
ロングヘアが好きと言われたら髪を伸ばしてみたり。
お察しの通り、疲れてくるのです。
それでもその方が楽なのでそうしているのです。
そしてボーイフレンドと別れたとしても、次のボーイフレンドまでのハードルが高いのです。
何せ私は疲れていますし、また疲れる時間が始まるのかと思うと気が重いのです。
(結果シングルです)
お話を戻しますと、
私はフェミニストではないのです。きっと。
独立していて女性なので、女性活躍界隈や男女平等界隈の方とたまに間違われるのですが、そのあたりには結構関心が薄いです。
その人の心地いい選択をすればいいと思っているからです。
白馬の王子様を夢見るのではなく自分が馬に乗りたい派ではありますが、それを周りに強要する気はありません。
とはいえ、ボーイフレンドには3歩下がってしまうのもの私です。(続きませんが)
そんな白黒はっきりとはいきまへんな。
というのが私の本音です。
と、そんな自分のポジションも嫌いではないのですが、とはいえ、私は今のままでいいのかな?と考えさせられるきかっけになったのでありました。
結論やオチはないのですが今夜のひとりごとでございました。
あなたのフェミニストレベル、いかがですか?
(とはいえ、素敵な作品だったのでお気に入りです。よろしければぜひ。)
それでは今日も1日お疲れ様でした。
noriko
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