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聞いてください。『似合うメイクがわからない』の謎が解けました。

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謎のホテル暮らしな毎日ですが、本当は戸建ての家が欲しいと思ってはおりますメイクアップアーティストが徳島より15時をお知らせいたします。










多角的に考えてその選択は一生しないと思いますが、毎日自分のこだわった家に帰るという生活に憧れてはおります。










さて、そんな妄想はさておき、今日は美容業界に20年ほどいてずっと言語化できなかったことの答えが出た気がしたので聞いていただけますか。いや、聞いてください。









さっそくタイトル回収ですが、日本中の女性を悩ませる『自分に似合うメイク』問題に答えが出た気がしています。










それはこちらです。









『自分に似合うメイク』があるのは確かにあるかもしれませんが、『自分に似合うメイク』を自分でわかることはできない。










です。



一旦絶望していただいて構いませんので引き続き聞いてください。








なぜなら、『文法がそもそも変だから』です。








好きなメイクと似合うメイクが違う問題があると思うのですが、そりゃそうです。



それは本質的には、主語が違うからです。






『好き』の主語は、『私』です。




I like it.



です。異論はないかと思います。







ただ、『似合う』の主語はどうでしょう?






いつくか考えられますが、一つ目は






『私はこの色が似合う』は、本質的には『この色は私に似合う』





です。




This color suits me.


です。


(This color looks good on me. などでも。)




I suit this color.はかなり変だと思います。







もしくは、





『今日の色、すごく似合ってますね!』




と他者から言われるときもあるでしょう。






これも本質的には、



『他者がこの色が私に似合うと感じた。』




で、主語は『誰か』であって『私』ではないのです。









つまり、『似合う』の決定権は『私』にはないのです。


『好き』は『私』にあります。







なので、『好きと似合うが違う』というお悩みがありますが、その通りです。

そもそも構造が違うのですから。比較できないのです。








好きなメイクをしたいのか?


誰かに似合ってると思われるメイクをしたいのか?





問題はこちらなのです。








これがたまたま一致する人が



『自分のことをよくわかってる人』



と言われがちな人です。








これが一致しない人が


『メイクが似合ってない人』もしくは『好きなことに忠実で素敵な人』






です。









似合うメイクを知りたくて、とご来店される方はもちろん多いのですが、その場合は




『あなたが思う、私に似合う色が知りたくて』



です。



となると、初対面のこんなろくでもないnoriko女史に委ねるということになります。



それが良い方はもちろん大歓迎ですが、案外そうでもないものです。





私がこれが似合うと思っても、やっぱりこの色でメイクしたい、この色が好き。は、多少なりとも皆様お持ちだと思います。



それを捨てて、勇気を出してnoriko女史に丸投げするのか、



『これが好きだから、私に似合う感じにメイクしてほしい』



か。



もちろん、どちらも大歓迎です。





好きを纏いたいのか、他者から褒められたいのか、そのいいとこどりをしたいのか。


それを決めるのはあなたです。


(いや、そこもnoriko女史に委ねるか、一緒に考えるか、も自由ですね)











と、長々参りましたが、つまり







日本語のトラップに我々は振り回されているだけ、かもしれないというお話でした。













えっと、すっきりしたのは私だけでしょうか?











あなたのご感想、Personal Makeup Lessonでお聞かせいただければ嬉しいです。












というわけで休憩終わり。


今からラストのPersonal Makeup Lessonのお客様がご来店になるので、お仕事に戻ります。














それでは、また。











noriko






























 
 
 

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